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第739話 漕げ!力の限り!!

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急に暑くなりましたね。
寒冷地仕様のカラダしか持っていない私としては
この暑さは致命的です。
まだ夏本番でないことを考えると先が思い遣られますorz

最近、かなりネガティブだったのでちょっとウサ晴らしに
朝から自転車でくりだしました。
以前からオススメのラーメン屋がある、と友人Mが絶賛していた
店があるので、その友人Mともうひとり友人Iを誘って
大井町まで行こうとしてました。
が。

「え?今日店休みだよ」

なんですと!?
どうやら開店1周年記念営業を先週中にやっていた反動で
その日は臨時休業なんだとか。
が、私は既に家を出発して10km地点。
今更引き返す訳にもいかず、目標変更を余儀なくされました。

前回、友人たちと多摩川サイクリングコースを上流へ向かって
遡上はしましたが、よくよく考えてみるとサイクリングコースの
下流の終点までは行った事がありません。
多分、海が終点なんでしょうが、どんな風になっているのかちょっと
興味があります。
まぁ、疲れたら途中で折り返してもいいですし、行けるところまで
突き進むか。

と、軽い考えで再び漕ぎ出したわけですが、このとき私は自分のことながら
自分の性格をよく理解してませんでした。
中途半端はキライ。進んだら最後まで。毒を食らわば皿までよ。
そんな考えだから毎回職場から渋谷までとか新宿までとか新橋までとか
5,6時間も歩いてしまうんです。
いいトシなんだからもうちょっと加減ってヤツを覚えるべきでしょう。

漕ぎ出し、いつもの二子玉川を通過。
この辺はいつものコースなので特に疲れもなく気分爽快。
天気もよく、気分転換にはもってこいです。

そのままの勢いで次に見えてきたのが丸子橋。
この辺もまだたまに来るので行動範囲内。
ただ、ですね。
砂利道があったり、ビミョウな舗装路(ガタガタ)だったり、サイクリングロードが
あまり整備されていないのでちょっと自転車にはツライ道。
バーベキューをしてる人たちを横目に見ながら
「今日はまだ何も食べてないや」
と感じるも空腹感は湧かず。
むしろ水分の摂取量がハンパじゃありません。
だんだん日が昇ってきて気温が上昇。
それに比例して汗が噴出し、その水分補給を繰り返してました。
まぁ、脱水症状とかは避けたいですからね。

そのまま丸子橋を越え、川崎駅方面を目指す。
が、丸子橋以降は多摩川右岸(川崎市側)にはサイクリングロードが消えます。
いきなり砂利道。
単なる土手です。
近所の方たちが生活道路として使用する分には問題なさそうですが
自転車にはちょっと堪えます。
他のサイクリストたちが土手の下の車道を走ってるわけが良くわかります。
・・・ただ、道路幅の狭い土手下の道路を自転車が走ると、車側にしてみれば
凄く邪魔なんですよね。。。

その後、途中で川の土手にも道がなくなります。
仕方がないので川と平行に走る道路を走る。
そのまま南下を続け、京急の線路を渡り、再び川の土手へ。
・・・土手に道があるんですが、やっぱり砂利道。
土手の途中に
「海から~km」という標識がある以上は、この道(?)はちゃんと役場が
認識してる道なんですね。。。

そんな砂利道を通り、進むと変わった形の水門が。
上にある飾りはハテ?ナンデスカ?
何でも「川崎河口水門」という文化財の登録もされてるとかされていないとか
由緒ある建造物みたいです。
上に乗っている飾りは、フルーツの盛られたバスケット?らしいです。
あまりそうみえませんでしたがね^^;
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このあたりからようやく砂利道も終わり、ちゃんとした舗装路が。
ちょっとだけ走りやすくなって一安心。
ですが、道程はまだまだ遠いようです。
周りを見渡すと、さすが河口に近づいているだけあって川幅がだいぶ広くなっています。
海はもうすぐ、と頑張る気にさせてくれます。

ずんずんと進んでいくと、遠くの対岸に飛行機の駐機場が見えてきました。
飛行機の離発着も頻繁ですね。
・・・と、サイクリングコースに似つかわしくない制服のお方。
棒をもってます。
帽子を被って、青いシャツ。
防弾ベスト。
どこからどう見てもお巡りさんですね。
何事かあったのか?と思いつつもその横を通り過ぎて行ったのですが、
すれ違う時に何だか値踏みされたような視線を浴びました。

・・・程なくしてその理由が判明。
張り紙があって、
「サミットのため警戒中」
あ、ナルホド。
対岸とはいえ、飛行場があるわけです。
テロリストがここから飛行機を狙ってテロを起こすかも、なんですかね。
確かに人通りが決して多いわけでないここならば難なく実行できそうです。

が、お巡りさん、ずっとあそこに立ってるんですかね?
みたところ周りには交番もありませんし、たまたま巡回にきていた、
って雰囲気でもなさそう。
たぶん交代の人がしばらくしたら来るんでしょうが、タイヘンですよね。

お巡りさんを過ぎて程無くしてサイクリングロードの舗装路に
「この先行き止まり(1.4km先)」
と表示がありました。
いよいよ終点ですか。
どんなところなのか期待度は高まります。
と、水分がないので、自販機あるといいなぁ。。。

・・・orz
終点です。
あるのはTOPの写真の標識と木のベンチが2つのみ。
しかも地面は土。
で、その先は干潟が広がっています。
うわぁ、シンプル。。。
ここまで40km近く。
まぁ感慨もひとしおなんですが、もう少し整備されてて欲しかった、
というのは贅沢なんでしょうかね?

とりあえず、当初の目的を果たしてしまった訳ですが、
時計を見るとまだ12時前。
このまま帰るのも何だか勿体無い。
かくして新たな目標を設定して次へと漕ぎ出すのです。
まだ、少しだけ元気^^;

次回へ続く---------
by mkom00 | 2008-07-05 20:42 | 第701~800話
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