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第664話 ココロは雨模様

引き篭もり生活1日目。
何もする気おきません。

これほど立て続けに凹んだ1週間は近年なかったでしょう。
<火曜日>
カンタンな、普段なら絶対しないような仕事上のミスをする。
他の人に迷惑をかけた。
<水曜日>
ケンカに巻き込まれる
<木曜日>
歯が取れた。
この間治したばかりなのに。。。

そして金曜日。。。
仕事を終わらせ、定時に上がり、そして・・・。
数十分後にはパチンコ屋。
別に猛烈にやりたい、とかそんなことは
これっぽっちもありませんでした。
ただ単に「勝ちたかった」のです。
この負けつづけのような1週間。
最後くらいは、どんなに小さくてもよいので自分にプラスになる
感情が得たかった、というのがホンネだったと思います。

座った席の左隣には初老のオッサン。
そして右隣は空席。
最初は何気に打っていたのですが、隣のオッサンが
いきなりアタリを引き・・・。
1時間後。
オッサンは既に10回以上アタリを引き、私は依然として
アタリなし。
そのとき、10分くらい前から右隣に座ったにーちゃんにもアタリ。
30分後。
左隣のオッサンは既に15回以上のアタリ。
右隣のにーちゃんは5回以上のアタリ。
私は・・・。

これ以上ない敗北感に打ちのめされ、帰ろうと思ったのですが、
もう一度だけ、と奮起して今度は別の機種に座る。
今度は右隣がオバチャン。
左隣がフツーのオッサン。
今度こそはこのふたりよりも早くアタリを引く。
もう店からカネを儲けるのが「勝ち」ではなく、このふたりより早く、
が目標になっていました。
この台はかなり渋く、とても期待度の高いリーチがかかっても
まるでアタリが来ません。
アタリがこないまま、30分後。
左隣のオッサンが諦めて帰っていきました。
あとはオバチャンとの勝負。
あたりが来ない以上、玉はどんどん減っていきます。
ですが、このときもう目標がすりかわっていたので、
カネに糸目はつけてませんでした。
・・・終わりは唐突にやってきました。
オッサンが帰って5分後、オバチャンになんでもない普通のリーチが
かかりました。
大丈夫だろ、と思っていたらこれがアタリ。
しかも確変。
対して私はリーチすらかからない状態。
呆然としている私の横で、今さっき左隣に座ったにーちゃんが
始めたばかりなのにいきなりアタリ。

もう、ダメでした。
何をやってもダメ。
自分が選んだものは全てダメ。
敗北感と激しい絶望を抱いてパチンコ屋を出ました。
カネと時間を激しく浪費しましたが、それ以上に失ってはいけない
ものまで失った気がします。

途方に暮れて歩き始めましたが、駅から電車に乗る気にはなりませんでした。
人がたくさんいるところにいたくなかったんだと思います。
繁華街を避けて、人通りのない方へない方へと歩いて行き、
気が付けば1時間経過。
場所も門前仲町から日本橋を経由して昭和通りを南下。
新橋から国道15号を通って品川にでて、そこから今度は一転、北を
目指し、目黒に出て、目黒通りを環七に当たるまで。
環七を曲がりさらに北を目指す。
ここで、確か近くによく行くラーメン屋があったと思ったので、そこで
夕食にしようと思いましたが、休み。。。
とことんツいてません。
環七をさらに北上し、国道246号線に当たったらそれを曲がり、今度は
二子玉川方面を目指しました。
川にでて、そこから川沿いを通って自宅に帰ろうと思ったのです。
ところが、二子玉川にかかる橋、二子橋の中央には警官が立っています。
別に何も悪い事はしてませんが、ここまで運が悪いと何が起こるかわかりません。
あきらめて、どこかのネットカフェででも朝まで時間を潰そうかと思いましたが
周囲には見当たりませんでした。

仕方なく、タクシーを捕まえて家まで帰りました。
時間にして6時間以上、距離にして40km以上歩いていたわけですが、
今にして思うとかなり自虐的になっていたのかもしれません。
途中で降り出した雨にも、雨宿りするでもなく、傘を買うでもなくひたすら
歩きつづけ、途中でいくらでもタクシーなり電車なり乗る機会はあったのに
それをことごとく無視してましたから。

一晩寝て、昨日より幾分精神は落ち着きましたがまだダメです。。。
何か決定的に自分の力でプラスになるような事が起きない限り
無理なんでしょうね。
完全に自分に失望しました。。。
だからと言って引き篭もってても何も解決しないのはわかってます。
ですが、もう少し時間が必要です。
この1週間、というか去年の年末あたりからの出来事が記憶から薄れるまでは。。。
by mkom00 | 2008-01-12 18:49 | 第601~700話
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