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第329話 気持ちだけはわからないでも

桜、満開ですね。
多分来週末にはもう終わってるでしょう。
もっと暖かければ自転車で川沿いの桜並木を見にいったの
ですが、ちょっと寒いです。。。

さて、川崎のマンションから小学生を投げ落とした容疑者、
自首してきたみたいですね。
現場のマンションは私の住んでいるところから車で10分くらい
行ったところです。
さらに北上すると、ちょっと前まで話題になっていたヒューザーの
耐震強度に問題のあったマンションがあります。
昨日も現場マンションには黄色いテープが張られ、その外に
マスコミのカメラマンが何人かたむろしていました。

容疑者の住んでいる近所の容疑者に対する反応は
「温厚、人がよさそう」
だそうです。
しかも家族もあり、職場で付き合いのある顧客からも
反応はよかったようです。
そんな人がこんな愚行に走ったのは会社のリストラ、
と容疑者は供述しているみたいです。

リストラ・・・。
昔からは考えられない言葉ですよね。
いつからこんな事が流行りだしたんでしょうか。

◆リストラ
 「リストラクチュアリング」の略
 構造を改革すること。特に、企業が不採算部門を切り捨て、
 将来有望な部門へ進出するなど、事業内容を変えること。
 企業再構築。リストラ。
                       (大辞泉より)

まぁ、ようは企業の再構築な訳ですよ、リストラというのは。
ところがどこで履き違えたのか、人を減らすのがリストラに
なってしまっています。
確かに人を減らすのが人件費を抑えられて一番手っ取り
早い経営改善の方法です。
ですが、人を減らして仕事はそのまま。
それじゃ残った人に負担が掛かりすぎて結局は効率が落ちます。
絶対人手不足になるんです。
更には少子化で人材不足は深刻になります。
人を手放すのはどうなんでしょう?
リストラ、と言って人を減らしつづける経営者は今しか考えて
いないのでしょうか?
確かに、そのときを乗り越えられないと倒産してしまう、
というのであれば、ある程度の縮小はやむをえないかもしれませんが、
それは企業努力を最後までして、打つ手なし、の場合の最後の
手段ですよ。
だいたいそうしてリストラされる人間が増えれば、当然景気も
落ち込みます。
だってそうですよね。リストラされた人は労働者であると同時に
消費者でもあるわけですから。
収入に不安があるのに贅沢なんてできません。
そうなると、当然企業の収入も落ち込みます。
企業の収入が落ち込めば、業績悪化、という事で社員にも還元されません。
給与カット、もありえます。
そうなると消費を抑え、企業は収入減・・・・。
キリがありませんね。

ま、でもその始まりを作ったのは無能な政府だと思います。
無駄ななところにカネを使い、アメリカにカネを要求されれば
全て出して、アジア周辺諸国に批判されつつもカネをばら撒き、
議員様にはアホみたいな高給、構造改革だとほざきながらも
結局はほとんど何も変わらず。
それでカネが足りなくなったから税金を上げましょう。
バカですね。
税金が上がれば、消費が落ち込むのは目に見えてます。
そこから不況が始まるのですよ。
景気が回復してきている、なんて事が言われてきていますが、
とんでもない。
回復しているのは一部の勝ち組と言われる大企業だけです。
ほとんどは今も不況にあえいでいるのですよ。
結局、政府は上辺だけしか見てなくて、その保護しか考えていない。
かくして、上位層と下位層にはっきりと分かれてしまいます。
勝ち組と負け組ですね。
今の政府は負け組に「死ね」と言っているようなものなんですよ。

・・・で、かなり脱線しましたが、例の容疑者の話、行き詰まって
鬱になるのも何となく納得できます。
ですが、それを他人に向けるのだけはいけません。
死ぬなら勝手に飛び降りでもして死んでください。人に迷惑かけないで。
でも、容疑者には家族があります。
その家族に責任があるのですから、その責任を簡単に放棄する
ことは許されないと思います。
まぁ、独り身の私がそんな事言っても全然説得力ありませんが、
家族を持つ、とういうのはそういった責任をも持つ事だ、と私は
思っています。

短絡的な考えを起こす人間が多くなってきているのはどうしてなのでしょうか?
過剰なストレスを与えられるような機会が増えてきているからなのでしょうか?
そうだとすると、いつ私が狂ったとしてもおかしくない、ということですね。
by mkom00 | 2006-04-02 14:38 | 第301~400話
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