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第299話 てんてこ舞い

今年一発目の更新です。
ですが、あまり景気のいい話でないのが残念です・・・。

去年先月の30日に祖母が他界しました。
93歳の大往生とも言っていいくらいの長生きでした。
田舎にあまり顔を出す機会がなかったので、元気な
祖母を見たのは何年前の事だったか・・・。

一緒に暮らしている訳ではなかったので、亡くなったという
感覚がありませんでした。田舎で普通に畑仕事でもやって
元気に暮らしている、というイメージしか湧きません。
ですが、連絡を受けて田舎に着いて、遺体を見て初めて実感しました。
手は冷たく、息もなく、呼びかけても目は開かない。
死とはこういうものなんだ・・・。

でも、幸いな事に、祖母は大きな病気もなく天寿をまっとうし、
最期は眠るようだった、と皆が言っていました。
病気で苦しんで、じゃなかったのは良かったと思います。

葬式もいたって和やかムード。
皆、別れを惜しむ、というより「頑張った」という意見が多数を占めていました。
祖母もこれなら安心して眠れるのではないでしょうか。

・・・ただ、余計な事なのですが、
田舎の葬式はしきたりやら何やらで理不尽な事が多すぎます。
部落の長老やら、同姓の近所の人たちが集まって、その人たちにお伺いを
たてながら事を進めねばなりませんでしたし、その都度文句を言われました。
葬式のお手伝い、近所の人が手伝ってくれる、というのはありがたかったのですが、
お手伝いとは名目だけ、あまり働かないのにお礼の商品券と余った酒、食べ物
根こそぎ持っていかれました。

まぁ、その辺は譲ったとしても、一番理不尽だと感じたのは、火葬場で焼いた後に
遺骨を親族に持たせなかった事。
位牌や写真などは親族で持ったのですが、骨壷はならわしだから、と言って
地元の人が持っていってしまいました。
しかも、その持っていく人、喪服を着ているわけではなく、普段着。
どうなんでしょう?百歩、いや万歩譲って、その人が骨壷を持っていくとして
服装くらいはキチっとすべきでしょう。
納得いかない事だらけでした。
by mkom00 | 2006-01-15 15:42 | 第201~300話
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