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第970話ひとの感情における考察

今日は雨。
雪にもなろうかという寒さ。
普段であれば昼前からロングライドにでかけ、少しでも走らなくちゃ、と焦っているところ。
さすがにこの雨、寒さの中自転車で出掛けるのは自殺行為。

窓辺に椅子を置き、紅茶を入れてその横に灰皿。
ぼーっと雨の景色を眺め、物思いに耽る午後のひととき。
部屋に音を発するものはなく、耳を澄ませば聞こえてくるのは雨音だけ。何もせず、紅茶とタバコ。
最近あくせくしすぎてたなとふと思う。
人間やっぱり少しの余裕を持って生きるべき。


感情にも重力とは働いているのだろうか?
喜びを上、悲しみを下と方向を定めてみたとき、喜びがあってもよほど大きなものでない限りテンションの急激な上昇はない。
対して悲しいことがあった場合、そのテンションの下がり方は急激。
これは重力加速度が働いているせいではないかと。

ボールを例にとると、上に投げ上げる力を喜びとする。
弱い力だと高くは上がらない。もちろん勢いもない。
下に向けて働く重力が上に上がろうとする力に逆らうからである。
それに喜びは長く続かない。
重力に引かれいずれ落ちてくるボールのようにすぐニュートラルな感情に戻ってしまう。

対して下に向けて投げ下ろす。勢いは増す。
小さなきっかけでも重力の力がそれを大きくする。
遮るものがなければそれは下に下にと落ちていく。

普段の人はある程度のラインに薄い板が敷いてあるのかも。
勢いが強ければそれを突き破り、上、または下へ。

上に投げ上げ、板を突き破り、うまくすればその上の上機嫌ラインに引っ掛かり、しばらく上機嫌が長持ちするとか。
ただし、そのボールの重みには長いこと耐えられないからいずれはまた突き破り、下に落ちてしまう。
でも、ニュートラルラインだけはある程度の強度があるから滅多には破れない。
下へ落ちるときはそのニュートラルラインに穴が開いてたり、それすら破る強烈な悲しみが働くのかも。
下へ行くにつれ、その板の強度は強くなるが、ところどころに穴が開いていて、そこにハマると際限なく落ちるとか。

逆もまた然り。
ちょっとした喜びでもツボにハマるとかなりテンションが上がる。
これは上に上がるのを遮る板の隙間、または穴を通したからとか考えたら何となく納得がいく。

あと、上機嫌なときにショックを受けるとダメージが普段より大きい気がする。
これはやっぱり高さの問題なのかもしれない。
上機嫌というある程度の高さから地面であるニュートラルラインへ落とした場合とニュートラルな状態付近から落とした場合、どちらが大きなダメージか?
一階からスイカ落とした場合と二階から落とした場合。粉々度合いはどちらが上か?お分かりだろう。

と、雨模様の外を見ながら馬鹿げたことを考えた次第。

のんびりするのもたまにはいいが、生憎と独り者は色々とやらねばならないことも多く、そんな贅沢はあまり許されない。
さて、洗濯、皿洗い、今日の飯。
やることは目白押し。
始めるとしますか。
by mkom00 | 2010-02-13 16:14 | 第951~960話
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