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第844話 立場が変わりおもうこと

外は雨。
雨の日は憂鬱。
でも雨の日だっていいことはある。
まぁ、これから夜勤で出勤する事に比べればどんな憂鬱だって大したことはないんですがね。

歳を重ねる毎に私の意思とは関係なく責任が重くなっていく。
上席が次々とリタイアしたり、異動でいなくなったりし、ところてん式に押し出された
というのがその最たる原因なわけですが、私的にはまるで嬉しいものではありません。
元々出世には興味なし。
自分が苦しくない程度の生活が維持できればいい、という上昇指向とは無縁な性格。
第一私の本質はまとめ役には向いてません。
かと言って参謀タイプでもなく、強いて挙げるならムードメーカー。
それもあまり強烈でない。
はっきり言えばいてもいなくてもさほど影響のないその他大勢。
私より能力があり、適性が高い人が来たなら喜んで今の場所は譲ります。

ま、そんなことはさておき、階段を一段ずつ上がるに伴い
今まで見えなかったところが見えてきて「ああ、そうだったのか」と思うことが多々あります。

入社当初、皆が残業残業で毎日深夜帰宅。
ズタボロになっているのに手伝うどころか案件内容だけ聞いて手伝ってくれないマネージャーを見て
「なんて薄情なんだ」
と思ってました。
ですが、自分が今その立場に立ってみるとよくわかります。
そもそも役割が違うんです。
マネージャーはあくまで現場の統括。
案件毎の内容を把握し、進捗、要員などの管理をするのが仕事。
実際手を動かす作業、設計、案件独自の細かい作業などはチームリーダー以降の仕事。
マネージャーがどこかひとつにのめり込むと他の案件がおろそかになる。
ひとつの案件だけで自分のチーム全員がそれに集中しているなら手伝うのもアリかもしれません。

ですが、今の現場は私を統括(マネージャー)として下に7人の担当者(リーダー)。
その下には案件に応じて調達される開発者。
ひとつの案件に集中的に私が入ってしまうと他の6つの案件に割く時間は少なくなります。
1日に活動できる時間は有限、それを考えると全体的なバランスを考えなくてはならず
必然的に「作業を手伝う」という選択肢は排除せざるを得ません。

でも、こんなこと言ってもわかってくれないんですよね、ウチの連中。。。
by mkom00 | 2009-03-06 16:51 | 第801~900話
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