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第546話 誰かに必要なワタシ

最近、健康的です。
毎日12時には寝てますし、ちゃんと3食食べてます。
ラーメンも控えてますし、毎週自転車で運動してます。
・・・なのに何故体重増!?

「君が必要だ!」
「あなたでなければダメなんだ!」
「オマエにいてもらわなくては困る!」

絶対女性に言われる事のない言葉です。
いくらでも替えのきくその他大勢のひとり。
それが私の存在。

まぁ、仕方ないです。
何か飛び抜けた特技もなく、目を惹くような容姿には程遠く、
人を楽しませるような話術も備えていません。
簡単に言えば「つまらないオトコ」なのです。
自覚しておきながら直そうとしないそのココロもまたマイナスポイントです。

そんな私ではありますが、今まで10年間やってきた仕事には自分なりにベストを尽し、
誠実に取り組んできたつもりです。
実際、上で挙げた言葉は、渡り歩いた現場各所で頂いたもの。
必要とされていたのです。
替えのきかないonly oneとして、辛くも張りのある日々を送っていたのです。

ところが、10年を機に心機一転、新天地に活躍の場を求めようと本社にいる
直属の上司に退職の意向を伝えたところ、

「じゃあ、退職に必要な書類送っておくよ」

・・・。
別に引き留めてほしい、とか理由を聞いてほしい、とか思ってたわけじゃないですが
・・・いや、聞いてほしかったのかもしれませんね。
で、「辞められたら困る」とか上司が慌てふためく姿を見たかったんでしょうね。
で、いままで冷遇してきたことを後悔するがいい!
とか思いたかったんでしょうね。

それがあの一言で会話終了。
ここでもワタシは替えのきくその他大勢のひとりでした。
何だかもうガックリです。
・・・でもある意味スッキリしました。

自分を必要としてくれない場所でいくら頑張ろうともそれは全てカラ回り。
そんなところよりは自分を必要としてくれるところが必ずある。
現に現場に出てたときは必要としてくれる人がいましたし、
一緒にやろう、と誘ってくれた人もたくさんいました。
気付くのに10年。
かかり過ぎましたね。

本格的な活動はこれからとなりますが、今度は私を本当に必要としてくれる場所を
探したいと思います。

あ、そうそう。
いないと思いますが、これを見ているウチの会社の人。
まだこのことは公になっていないので、あまり社内の人間に口外しないでください。
ま、こんなトコに書いておきながらこんなコト言うのもなんなんですが(^-^;
by mkom00 | 2007-06-05 22:21 | 第501~600話
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