元ロッテ投手伊良部が自殺した。
自殺した。
自殺した。
周りはこぞって彼の死を悼んだが、なかには自殺という行為を「卑怯だ」「たかがそれくらいで」と非難する声もあった。
そんな奴等に私は言いたい。
全く同じ状況に追い込まれて果たして今と同じ非難はできるのか?
と。
一般的に言えば確かに誉められたもんじゃないが、そこに至るに足る事象が少なからずあったはずなんだ。
それもひとつではなく複合的に。
それらを全て経験した上でなお批判をするのなら、その権利はある。
いやいや、アンタはスゴい。
強いココロの持ち主だ。
あ〜スゴいスゴい。
正論万歳、と土下座でもなんでもしましょ。
でも、全く同じ立場に立ったこともない人間がその人に近い心情を抱くのはほぼ無理。
私は経験上それを知った。
なんでできない?
なんでやれない?
根性なし。
甘えてる。
こういうことを言うのは相手の気持ちが理解できてないから。
まぁ、人間というものは自分の理解の及ばないものには恐怖を感じたり、批判を浴びせたくなるものだ。
わかる。それはわかる。
それでもわかってほしい。無理だと自分でわかっていても思わずにはいられない。
今は私も非難される側の人間だから。