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第1109話ヤツが来た!!

中東の政情不安から原油価格が上がるだろうと、先週末にガソリンを満タン補給しておいてよかった。
原油の市場価格が上がってきてるとニュースでやっていました。
以前の超高騰時みたいに200円/Lになったら貧乏な私は車乗れませんよ(>_<)

ついにパンダがやってきましたね。
以前にパンダがいたときより入園者が減っていた上野動物園、周辺の商店なんかにはありがたい話でしょう。

ですがこのパンダ、中国から譲り受けた訳でも買い取った訳でもなく、「貸してもらっている」のです。
その賃料、年間8000万円。当初、賃料は1億だったのが最終的には8000万。
交渉者が頑張ったのか単にふっかけられてたのか。
何はともあれこの値段は果たして高いのか?
そしてこの賃料に見合うためにはどれだけの客を呼ばなくてならないのか?
なんだか気になってしまいました。

単純に入園料だけを計算すると、大人600円、小学生以下は無料。
小学生以下の子供を持つ家族がパンダ目当てでくることを想定して計算。
父母子供1人入園料大人600×2=1200円。
一家族がお土産に1000円遣ったとして家族単価2200円。
これで年間8000万円を賄うためには年間で36363家族が来園しなくてはいけません。
入場者数だと大人が72726人、月あたり約6060人が必要です。
まぁ始めはフィーバーに沸いているでしょうし、クリアできると思いますが、人間は飽きやすいイキモノです。
果たしていつまで人気を維持できるか?

それに生物を飼育する以上、食住が必要になります。エサ代はもちろん、パンダは高い温度が苦手。
かと言って寒すぎるのもダメらしく飼育舎は床暖房しながら冷房もつけるのだとか。
これ、けっこうかかるんじゃないですか?
飼育舎の広さは約370平方メートル。
これを畳に換算すると約224畳。
前にどこかで聞いたのですが、6〜8畳の部屋で1日中冷房点けっぱなしだと250円ぐらいだったと思います。(設定温度26℃)
単純にこれを当てはめて良いとは思いませんが、あくまで目安で8畳を28倍して224畳。
で、電気代も28倍して7000円。
1日でコレですから1ヶ月だと約30倍して21万。
床暖房も同等と考えて、光熱費だけで1ヶ月50万円近く。
年間で600万円。
と、この辺は乱暴な計算ではありますが、飼育するにはお金がかかるということ。
それに健康管理で獣医にもみせなきゃいけないし、専任の飼育員だって必要。
そこにいるだけでもお金がかかるのですよ、おパンダ様は。
これもやっぱり入園料で賄っていかないと。

でも中国との契約ってどうなってるんでしょうね?
そもそも生き物なんだから年を経る毎に弱っていくと思います。
例えは悪いけどアパートだって築年数が経てば賃料も安くなる。
それと同様に安くなってはいかないのだろうか?
あとは死んでしまった場合の賠償ってどうなんでしょうか?
聞いた話によると死なせてしまった場合は4000万くらい払わなきゃいけないとか。

華やかなパンダ様ご来日の裏でどんな金の話が動いているのか?
あまり夢のない話で考えたくはないもんですがね。
でもこの先、北海道の旭山動物園みたいに特定の動物に頼らない経営方針に切り替えていかないと、いざ目玉動物がいなくなったときに困ると思うんですがね。
経営が苦しくなって潰れたなんてなったら何か悲しいですよね。
かく言う私も子供の頃は何度も行きましたから。
もちろん、動物園と偽られ、中山だとか府中に馬を観に親父に連れていかれた方が多かったような気もしますがね(^^;
by mkom00 | 2011-02-22 23:40 | 第1061~1070話
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