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第973話なっちゃない

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しとしとと降り続く雨。
今日は出掛けられない。
身体を休めることに専念しよう。
昨日(今日?)も帰りは朝5時だったし。

昨日は大変な1日でした。
朝から打ち合わせ、昼から定例会、課会。
自分の仕事が全くできないまま定時に。

自分でも全く回ってないことはわかってます。
案件2つ同時進行、月初の定例作業、それに何かトラブルが起こるごとに対処。
昨日もそんなプチトラブルが発生し、夕方からその調査でした。
お客様に関わる部分なので最優先事項。
終わったのは22時を過ぎた辺り。

どうするか?
切り上げて帰るか?
残業制限がかかっており、私の勤務時間は数週間前から毎日定時で帰っていることになっています。
あまり派手に遅くまでいると不審に思われます。
机を片付け、さぁ、端末の電源を切るか、というとき。

「あれ?帰るんですか?」
後ろには後輩の女の子(?)。
片付けてた書類を見て、
「またサボってたんですか?」

・・・サボりはないだろう。
突発的に発生したトラブルに対処してたんだから。
「ちゃんとこっちの仕事もしてくださいよ」
・・・カチンときました。
確かにその後輩の担当案件を人手が足りないからと手伝ってます。
自分の案件があり、トラブル対応して、なおかつその案件ですから割ける時間は限られてます。
でも、そんなのは関係なく後輩は自分の案件を優先的に進めてほしい、と咎めるようにいう。

まぁ、余裕がなくなってなりふり構ってられないんでしょうね。
わかりますが、「サボり」と言われた挙げ句に他の仕事はどうでもいいなんて言われた日にはそりゃ語気も荒くなるってもんです。

普段仕事場では極力温厚で通してますが、連日の疲労と深夜近いということもあり、タガが外れかなりキツく言ってしまいました。
私も余裕がないんですね。。。
いかにも「ムカついてます」な口調で受け答えする私に後輩もビビってしまったのか、その後私のそばからサッサといなくなり、もう近づいてきませんでしたね。

その後机からまた別の資料を取り出し、また仕事。
そこまでなんだかんだ言うならやってやろうじゃねぇか。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
ふと顔を上げるとフロアにはもう誰もいません。
文句を言っていた後輩もいつの間にかいなくなっています。
時計を見ると深夜1時を回っています。

気分が途切れたので今度こそ帰ることにします。
文句を言うヤツはもういません。

会社を出てもムカッ腹は収まらず、近所の深夜営業のラーメン屋で大盛を注文。普段の盛りの1.5倍くらいの盛りを見てゲンナリ。
美味しい食事がいきなり苦行へと変貌しました。
まぁ、作ってくれた人に申し訳ないので残すなんてことはしません。
苦しみつつも完食。
あの店の気分次第で変わる盛りの量、侮り難し。。。

店を出ると時間は深夜2時近いです。
私に残された選択肢は4つ。
①ホテルに泊まる。
②マンガ喫茶で始発まで時間を潰す
③タクシーで帰る。

①②はそんな気分ではないでしたし、③はお金がかかり過ぎる。
そこで第4の選択肢です。

雨は降っていましたが、こんなヒートアップした気分を鎮めるのにも丁度よく、なおかつ巨大ラーメンのカロリー消費もでき、金銭も節約できる。
そんな二本の足を使った行動を開始したのです。

永代橋を渡り、兜町、東京駅、皇居に差し掛かったあたりで正面から来た警官に職務質問うけました。
そんな時間にうろついてるヤツはさすがに怪しく見えるんでしょうね。
あとは国会議事堂前、民主党の前でも職質うけました。
「ここの前を通るだけですか?」
そらそうだ。
襲撃なんて面倒なことするかい。
だいたいそんなことするなら正面から堂々といくわけないだろ。

ま、そんな放浪を続け、気がつけば新宿。
時間は4時前。
潮時でしょうか?
雨はいつしか激しくなり、スーツは雨を吸ってかなり重たくなっています。
このまま歩き続けると風邪をひきそうです。

道路にでてタクシーを捕まえ帰宅。
ちなみにタクシー料金、職場から乗ったときの3分の2くらいでした。
ま、ある程度の節約にはなったでしょうか。

タクシーの中でアタマの冷えた私は今日を振り返り、
「まだまだなっちゃない」
と感じました。
あれくらいでプチ切れするとは。
大人なんだから、もう少しやわらかめに諭すように言うべきだった。
全然修行が足りない。
反省、でした。。。
by mkom00 | 2010-02-27 15:11 | 第951~960話
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